胚芽米の炊き方
「胚芽米の炊き方」(分づき)
今、穀類の栄養価と繊維質、活性酸素除去能力など、様々なことが見直されていますが・・・?無理なく、美味しくそして長く続ける
良い点 | 悪い点 | |
玄 米 | ビタミン・ミネラル・食物繊維など多くのバランス取れた栄養のかたまり。 | 食べにくく、炊飯に手間が掛かり、消化吸収が悪い。 |
胚芽米 | ビタミン・ミネラルは玄米の6~7割摂れる。旨みが残る。 | 粘りが少なく、お米の保存性やジャー保存性も悪い。 |
白 米 | 美味しく、消化吸収が良い。 | ビタミン・ミネラル・繊維質の摂取量に劣る。 |
胚芽米・分づきはジャー保存は大敵!洗米は優しくしないとせっかくの胚芽が落ちてしまうので注意。白米のようにおねばが出ないので少し水を多めにして下さい。又、分づきは産地・品種により糠層の厚さが異なりますので、見た目の色合いも異なります。●当店の区分け 白米に近い状態胚芽→7分→5分→粗挽き(1~2分)→選別玄米(無農薬は多少被害粒虫食い粒が残ってしまう事がございます) |
栄養をシッカリでも玄米美味しくない。そんな方は胚芽米が最適です。
炊飯方法
普通の電気釜でも大丈夫・・・圧力なべは、炊飯方法が異なります。
洗米
あまりゴシゴシ研ぐ必要はありません。せっかくの胚芽が落ちてしまいます。たっぷりの水で泳がすように4~5回、夏場は1~2回多く。
浸漬
ギャバ(γアミノ酪酸)は胚芽が発芽する時に多く出る物質です。ギャバは発芽玄米でないと摂取できないと思っている方も多いのですが、実は微量でも白米にも含まれ、玄米はその3倍、胚芽米でも玄米の8割程度が残っています。発芽すると更に3倍に増えるのです。ですから、じっくりと水に漬ける事により胚芽米でもギャバは多くなっていくのです。水温が高い方が発生速度は速いのですが、水の腐敗や食味の低下を引き起こしてしまいます。ですから内釜ごと冷蔵庫に入れて6時間以上、半日以内位をめどに浸漬して下さい。冷蔵庫内1日でもOK(冷たい水で吸水そして炊飯)
水加減
白米を炊くときよりも1合に10㏄程多目の水にして下さい。
【白米程おねばが出にくくお米に絡みにくい為、モッチリおねば好きの方は夢ごこちやミルキィークィーンなどのモッチリ系統の品種をお選びください。】
じっくりと、吸水している為、圧力釜や玄米モードのスイッチでなくても大丈夫。充分吸水させていた場合は高速炊飯(早炊き)でも炊けます。又、水に1合に対し一つまみのお塩を溶かし入れて炊くと更に美味しく召し上がれます。
保存
極力、密閉容器やポリ袋で空気を出して、冷蔵庫の野菜室で。
白米より、酸化が早いので低い温度と空気を遮断する事が大切です。
同じ電気炊飯器でも器具により特性が異なります。詳しくはお尋ね下さい。
夏場は長時間水に漬けておくと水が痛んでしまうので特にタイマー炊きには注意!胚芽米は特に栄養が豊富な為、白米より早く痛みます。炊き上がったら直ぐに黄ばんだり、酸っぱい臭いがしたらそれが原因です。保温も極力短時間で済ませましょう。