お箸の国の物語

ふなくぼ商店

炊き込みご飯プロのこつ

旬具材の炊込みは誰もが大好き・・

ご飯料理の中でも好きな方の多い炊き込みご飯、一年中色々な具材で楽しめおかずは無くても全然OK!そこで今回はその炊き込みご飯の技を伝授します

シッカリと味をしみ込ませて炊きたいのか、あっさりとした味に炊きたいのかにより下準備が異なります。具材により注意も必要です。

あっさり味→ごはんの表面に味が付き、中は白飯に近い状態。

醤油やお酒・塩などの調味料を加えると吸水が阻害される為、通常の白米より吸水に時間がかかります。あっさり炊き上げたい時は、先に水のみでお米に吸水をさせ調味液(出汁や醤油)を炊飯直前に加え、具材を入れてかき混ぜてから炊飯して下さい。

シッカリと味のしみ込んだ炊込みご飯

ご飯を研いだのち、お水も調味液(出汁や醤油)も加えて6時間以上冷蔵庫でシッカリと吸水。(常温では特に温かいお部屋では水の腐敗につながります)極力タイマー炊きでは無く、冷蔵庫でジックリと吸水させて下さい。

炊飯前に一度、かき混ぜましょう。お醤油等は沈殿してしまう為、炊飯前に一度軽くかき混ぜましょう。「長時間吸水させても醤油や出汁はお米の中に入り込みません。逆に水だけより吸水速度が遅くなるので十分な吸水時間をとる事をお勧めします。」

具材のご注意

大きな具材や、膨らむ具材などは炊飯中にご飯の熱対流を妨げます。ご飯がムラのある炊き上がりになったり、具材に火が入らないなど等を避ける為、具材の多い場合はお米の量は炊飯釜の6割程度に控えたり、大きな具材や、具材の量が多い場合は具材に下ごしらえをして蒸らしの時に、ご飯の上に載せ後で飯切り時に一緒にかき混ぜましょう。

具の多い炊き込みご飯好きなら少し大きめの釜で表面積を広くとった方がムラなく炊けますが、油揚げやワカメはふやけ、脂の多い食材は油脂が表面を覆ってしまい、沸騰の対流を阻害してしまう為 注意が必要です。ご飯とのバランスが大切です。

冷めた状態でも食べるならチョット裏技

通常のうるち米に、1~3割(お好みで)もち米や低アミロースのお米(ミルキークィーンや夢ごこち等)をブレンドして炊くと、チョットもっちとした味わいが楽しめます。又 おこわ等を蒸かすのは大変なので、炊きたいと云う方は、モチ米は炊飯してしまうとベッタリしてしまうので、もち米に2~3割うるち米をブレンドして少し水加減(1割程度)を減らして炊かれると、冷めても硬くなりにくいお強飯が炊けます。もち米は特に吸水をシッカリとして下さい。

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